当院にて行うことができる検査の紹介です。医師の指示のもと、受診した当日にお受けいただける検査と、事前予約が必要な検査がございます。ご希望の方はお電話03-3340-1751にてお問い合わせください。
※検査を行うにあたり、医師の診察が必要となります。
X線単純撮影
通称レントゲン撮影とも言われ、胸部や骨などのX線写真を撮影する検査です。DR(Digital Radiography)装置の導入により、低線量で高精細な画像を得られるようになりました。
骨密度検査
骨の密度を調べ、骨折の原因となる「骨粗鬆症」の診断を行う検査です。当院ではDXA法(エネルギーの異なる2種類の微量なX線を照射する方法)により、前腕で検査を行います。低被ばくで精度の高い測定が可能です。
血圧脈波検査・心電図検査
血圧脈波装置VaSera VS-2500システムにより、血圧脈波検査に加えて、心電図検査など血管と心臓の働きに関係する検査を実施することができ、動脈硬化や心電図異常を早期に発見し、予防や治療に役立てます。
血圧脈波検査
動脈硬化の程度を判定することができます。両手と両足の血圧を同時に測定し、左右差を判定したり、下肢の血管の閉塞や血管の硬さを評価します。
心電図検査(12誘導)
安静時に胸部と両手首・両足首に電極を付け、心臓の筋肉が興奮し収縮する際に生じる電気的な活動・変化を記録する検査です。 不整脈、心肥大、心筋梗塞などの診断に役立ちます。
ホルター心電図検査
携帯型の心電図計を身体に装着し、24時間連続して心電図を記録します。安静時に行った心電図検査では見逃されていた異常を見つけることができます。夜間に起きる不整脈や狭心症の診断などに役立ちます。
各種超音波検査
心エコー検査
超音波を用いて、心臓の状態や血管の形、血液の流れなどを見ることができる検査です。心臓の大きさや壁の厚み、動き、弁の状態や働きを調べます。弁膜症や閉鎖不全、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)の診断に役立ちます。
腹部エコー検査
腹部に超音波をあて、肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓を中心に異常が無いか観察する検査です。
のう胞、胆石、ポリープ、腫瘍、脂肪肝などの有無を調べます。また、必要に応じて膀胱・前立腺の異常がないかを調べる場合もあります。
頸動脈エコー検査
脳に血液を送る首の太い血管(頸動脈)に超音波をあて、血管壁の状態、血管が詰まっていないか血流の流れを観察します。動脈硬化の早期発見や、進行の程度を確認します。
甲状腺・副甲状腺エコー検査
頸部にある甲状腺や副甲状腺を観察します。バセドウ病や橋本病、甲状腺腫など、甲状腺疾患の発見に役立ちます。
バスキュラーアクセスのエコー検査
シャントの血流量や狭窄・閉塞の有無など、シャントの状態を観察します。シャントトラブルの早期
発見に役立ちます。
OCT (Optical Coherence Tomography: 光干渉断層撮影)
眼底写真、網膜、視神経の断層撮影と、必要に応じて網膜血管の撮影を行います。造影剤を使用せずに網膜や脈絡膜の血管の状態を評価することができるため、造影剤による副作用の心配はありません。黄斑変性や糖尿病網膜症の状態をより詳細に速やかに観察することができます。
血液検査
糖尿病の状態を把握するために必須である血糖やHbA1ⅽの検査はもちろん、診療に必要な検査について約15分程度で検査結果を出すことができ、診断や治療方針の決定に役立ちます。精密な検査や特殊な検査などについては委託検査会社にて行いますので、診察時に医師から説明させていただきます。
分類 | 項目・説明 |
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糖代謝検査 | 血糖、HbA1ⅽ 糖尿病の診断に用います。血糖は検査実施時の数値、HbA1ⅽは約1~2ヶ月の血糖値の状態を把握するための検査です |
脂質検査 | 中性脂肪、総コレステロール、HDLコレステロール 血液中に含まれる中性脂肪・総コレステロール・HDLコレステロールの値を測定し、脂質異常症(高脂血症)の有無について調べます。 |
肝機能検査 | 総ビリルビン、AST、ALT、ALP、LDH、γ-GTP 肝臓の状態について調べます。基本的に検査項目をいくつか組み合わせて行い、肝機能障害などの疾患について全体的に結果をみて総合的に判断します。 |
膵機能検査 | アミラーゼ アミラーゼは、膵臓と唾液腺でつくられる糖質を分解する消化酵素です。数値が高い場合、急性・慢性膵炎や肝炎、腎不全などが疑われます。 |
腎機能検査 | 総蛋白、アルブミン、尿素窒素、クレアチニン 血液中に含まれる各項目の値を測定することで、腎臓の機能が正常に働いているかについて調べます。慢性腎臓病や腎不全、腎機能低下などの疑いや診断に用います。 |
尿酸検査 | UA 尿酸は身体の細胞の核にあるプリン体が壊れてつくられます。尿酸値を調べることで、高尿酸血症(痛風)の疑いや診断に用います。尿素窒素やクレアチニンと並んで、腎機能検査の一つともなります。 |
末梢血液検査 | 白血球、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板 貧血症や多血症、血液凝固異常(出血後の血の固まりやすさの異常)、炎症やウイルス感染などについて調べるために用います。 |
炎症反応検査 | CRP 身体の中で何らかの炎症が起きているときに数値が上昇します。正常な血液中には微量しかみられないため、炎症の有無を判断するために用います。 |
電解質検査 | ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、リン 電解質(イオン)は、身体の機能の維持や調節など生命活動に重要な役割を持ちます。血液中の電解質の濃度を測定することで、体内の電解質バランスの崩れや異常を調べます。 |
筋肉に関わる検査 | CPK CPK(クレアチニンフォスフォキナーゼ)は心臓、骨格筋、平滑筋など筋肉の中に多く含まれる酵素で、数値が高い場合は心筋梗塞などが疑われます。※CPKはCKと表示されることもあります。 |
尿検査
尿の中の尿蛋白、尿糖、尿潜血などの定性検査や、尿沈渣といった一般的に行われる尿検査については院内にて検査を行うことができます。糖尿病をはじめ、慢性腎臓病や膀胱炎などの診断に使用します。