透析装置について

石川記念会では定期的に新しい透析装置を導入しております。現在、全透析装置でHDF、オンラインHDF、I-HDFに対応しております。患者さまの症状に合わせた透析治療を行い、合併症予防や改善を目指しております。

水質管理

透析において水質管理は重要な要素であり、透析液の清浄化を確保するため、透析機器安全管理委員会を設置し、委員会において作成した管理計画に基づき水質管理を行っております。水質については、日本透析医学会学術委員会による「透析液水質基準と血液浄化器性能評価基準」に基づき、透析液の水質確保に関する要件を満たしております。

透析用水作製装置(RO装置)

RO装置とは、水道水に含まれている不純物や感染性物質を除去し、プレフィルター、活性炭装置、軟水装置と共に透析に使用できる水を作製する装置です。

透析液供給装置

2種類の透析原液をRO装置で作製した水により希釈混合し、適正濃度になった透析液を各ベッドサイドコンソールに送液する装置です。

患者監視装置(コンソール)

透析液供給装置より送られてきた透析液を使用し、各患者さんの治療に直接使われる装置です。ダイアライザにより血液の浄化をするための機能が整備されており、安全に透析が施行されていることを監視します。
具体的には、気泡検出、漏血検知から静脈圧や透析液の圧の変化などを監視するとともに、圧情報などを元に透析液の流れ等をコンピューターが計算し監視しています。